2020年2月4日火曜日

『八ヶ岳の我が家はオール電化』


八ヶ岳の我が家の話をすると、皆さん、ログハウスですか? 薪ストーブですか?
と、よく聞かれます。
白状します。
ごくごく普通の住宅です。
今までも、何枚か我が家の写真を掲載していますので、もうご存知ですよね。
もちろん薪ストーブなどありません。
暖房は、エアコンと、ファンヒーターです。
そして、オール電化です。
自然との共生、持続可能な社会を考えている者がそのような暮らしでいいのか! と、叱られそうです。
はい、それも重々考えました。
でも、老いた時の薪割の大変さは、十分に想像できるだけの、薪割もしてきました。
もう、薪割は勘弁してほしいと思います。

亡くなった義父と義母が暮らしていた家で、ある時、着ているはんてんの袖が焦げているのを見つけました。
ガスでお茶を沸かすときに、袖を焦がしたのです。
本人は気づいていませんでした。
しかし、私は肝を冷やしました。
本人たちは大丈夫だと言っていましたが、無理やり、IHに切り替えました。

そんな経験があり、年を取った時、自分達のことを考えて、オール電化にしました。

そのかわり、少しお金をかけて、太陽光発電を屋根に乗せました。

ほぼ、使う電気代と同じ額の電気を電力会社から、受け取っています。
正確ではないかもしれませんが、自分が使う電気は自分のところで作っていると思っています。

本当は、売電ではなく、蓄電をして、本当に自分の家の電気は、自分の家で作ったものを使えるといいのですが、家を建てた当時はまだそのようなシステムは高額でとても据え付けられませんでした。家を建てる予算の4分の1ほどの額だったのです。

今はずいぶんと、その蓄電設備も安くなってきました。
それでも100万円から200万円はするようです。
でもきっともっと安くなるでしょう。安くなってほしいと思います。
自分の家で、電気を作って、その電気で暮らせば、原子力発電所なんかいらないわけですよね。

工場だってそうです。
太陽光発電だけでは工場は難しいかも知れません。
地方の工場なら、近くに渓流があるでしょう。
先日、秩父の方に仕事で行ったなら、小電力発電の跡というのを見ました。
今なら、近くの渓流でそのような発電設備を工場が作ることはそれほど難しくないのではないでしょうか。

みんなで、もっと真剣に考えましょう。

1 件のコメント:

  1. 電気も石油も日常でたくさん使っています。これらなしでは、今の日常は暮らしが成り立ちません。地球が少しでも長く存続できるために、少しの節約でも心がけて行う事は大事だと思います。各々無理のない範囲で、今の5%でも3%でも、いける人は10%、使う量を減らすのです。1人1人がそうすれば、エネルギーの大きな削減になります。
    原発はいりませんね。ぜひ国際自然大学校から「電気は大事だけど、原発はいらないよね」と発信してください!2011年、国が原発についてのパブリックコメントを企業や個人に向けて公募しました。その時、国際自然大学校に、企業として応えはしないのかと聞いたところ、個人の問題だと言われたことを思い出しました。
    櫻井さんのこのブログ、心強いです。ぜひ自然学校全体の機運になるといいなと願います。

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