2019年10月2日水曜日

『子どもが家庭で過ごす環境を考えてみました』


日本の子どもたちは今幸せでしょうか?
物に囲まれて、一見幸せに見えます。しかし、家族の愛情…に囲まれているでしょうか?
時間をかけ、直接触れ合う愛情ではなく、お金に変えた愛情なのではないでしょうか。

警察庁によると、13歳未満の子どもが通学路などで事件に巻き込まれたケースは去年全国で573件も起きています。中には下校途中で殺害された事件もあります。

多くの先進国では、お父さんお母さんが、子供を学校の送り迎えをおこないます。
小さい子供を家にひとりで置いておくと、保護者は法律で罰せられたりもします。
法律で罰せられることがなくとも、親に対してガイドラインや、アドバイスが設定されています。

アメリカの場合
家で留守番させてよい子どもの最低年齢を法律で定めている州はメリーランド州(8歳)とイリノイ州(14歳)。
明確に年齢を定めている州はこの2つだけですが、ほとんどの州には親が参照すべきガイドラインがあります。
FindLawという法律・判決のデータベースサイトでは、それらガイドラインの内容から子どもを留守番させる際に考慮すべき指標(子どもの成熟度)についてまとめています。
l  7歳以下:時間の長さにかかわらず一人にすべきでない年齢。車の中、公園、裏庭であっても同じ。
l  8歳から10歳:1時間半以上は留守番させるべきでない。時間帯は日中または夕方の早い時間に限られる。
l  11歳から12歳:3時間までなら留守番させることも可能な年齢。ただし、夜遅い時間や子どもが対処しえない事態の起こる可能性がある環境は避けるべき。
l  13歳から15歳:保護者なしで家で過ごすことが可能。ただし、一晩中でないこと。
l  16歳から17歳:場合によって2日間連続、保護者なしで家で過すごとが可能。

イギリスの場合
イギリス政府のホームページでは、親の判断基準としてNSPCCNational Society for the Prevention of Cruelty to Children)という児童福祉事業団体の提言を紹介しています。
NSPCCは、子どもの留守番について以下のようなアドバイスをサイトに掲載しています。
l  赤ん坊、幼児や小さな子どもは決して一人きりにしてはいけない。
l  12歳未満の子どもは、緊急事態に対応できるほど十分に成熟していない。長時間一人で家に残すべきでない。
l  16歳未満の子どもを夜通し一人きりにすべきではない。
l  親や保護者は子どもを家に残すことによって危険にさらしたと判断された場合、ネグレクト(育児放棄)の罪で起訴される可能性がある。
l  年齢に関係なく、子どもが家に残されることに不安を感じている場合は留守番させてはならない。
l  子どもが(障害や病気などで)なんらかのサポートを必要とする場合、留守番させる際にはこれらの要素についてしっかりと考慮すべきである。
l  年上のきょうだいと一緒に子どもを留守番させる場合、喧嘩が起こる可能性やそのときにお互いが安全だと言えるかどうか考慮する。

ニュージーランドでは
14歳未満の子供を家や車に放置することは法律で禁じられています。
14歳未満の子どもの留守番が許されるのは、以下の条件を全て満たした場合のみです。
l  14歳以上の信頼できる人間の保護下にあること
l  安全が確保されていること
l  留守番の時間が長時間でないこと
なお、子どもの見守りを任せて良い14歳以上の人間を選ぶ基準は以下の通りです。
l  成熟していること
l  子どもの面倒をみるのに長けていること
l  緊急事態に対応できること
https://shufu-blog.com/home-alone#14
より参照

各国とも、このルールやガイドラインを守ろうとすると、保護者は相当子供に寄り添わなくてはいけないことになります。
もちろん、両親ともに働いている家庭も多い国々です。
では、どうしているのでしょうか。
おじいちゃんおばあちゃんが、面倒を見ている。
家政婦さんを雇っている。
社会教育団体が、子どもだけになる時間預かっている。
と、いうことになります。

逆に言うと、日本は相当子供を危険にさらしていると言わざるを得ません。
車の中に子どもをおいて、パチンコをするなどということは、もってのほかと言わざるを得ません。
夏休みはどうなってしまうのでしょう。
だから、夏休みは短くして、学校に子ども達を押し込むのでしょうか?
そうではなく、社会教育団体に預け、社会に出して、社会性を身に着けさせるチャンスの時間とすることも考えた方がいいのではないでしょうか。



2019年9月2日月曜日

『カナダトロントへの旅』


妻が60歳になりました。
そのお祝いというわけではないのですが、夏休みを頂戴して、カナダ、トロントに旅行に行ってきました。
妻が、カナダでキャンプしたいといったのと、トロントに、国際自然大学校職員OGの初美さんが住んでいるので連絡してみると、ぜひおいでと、言ってくれたので、お言葉に甘えての旅でした。
彼女はカナダ人と結婚して、すでに30年近くトロントに住んでいます。
すごいお世話になりました。通訳件、ドライバー兼ツアーコンダクターをしてもらってしまいました。感謝にたえません。

さて、トロントでですが、夏休みのこともあり、子供たちがたくさんいました。
YMCAのデイキャンプなどにも遭遇しました。
彼女に聞くと子供の時は、学校の送り迎えはしないといけないし、夏休み、ひとりにすることは許されないということでした。
ですから、共働きの家庭では、子供は必然的に、キャンプに行ったり、デイキャンプに行くことになるのだそうです。

日本の教育議論を見ていると、学校の教育制度のことばかり議論されているようです。
しかし、外国の教育制度は、このような家庭教育や、社会教育の基盤の上に成り立っているのだと思います。
それに、日本の教育制度は、他国でも真似をされています。戦後、この教育制度で、これだけの経済発展を遂げたことも事実です。
今問題なのは、学校教育の制度ではなく、それを取り巻く環境なのではないでしょうか。
学校の先生に理不尽なクレームをつけるモンスターペアレント。
家庭内での虐待。
家庭で一人で過ごす子供…朝食や夕食を家族と食べられない。
このような問題が、少なからず、学校教育に影響を及ぼしているのではないでしょうか。
カナダに旅していながら、こんなことを考えてしまう私はワーカーホリック?
でも、とても思い出に残る楽しい旅でしたよ。