曲がったキュウリとか、大きさが整わないナスとか、嫌ですか?
…という質問をずいぶんと長い間、色々なところでお話してきているように思います。
そして、みなさん「大丈夫ですよ」と言うでしょう。
しかし、本当にそうでしょうか。本当に大丈夫ですか?
実際に曲がったキュウリや、大きさが不ぞろいのナスを、食べたことがありますか?もう、そんなキュウリやナスを食べたことのない人の方が、多いのではないでしょうか?
そう、なんとなく「そんなキュウリやナスでもいいんだ」とは思いつつ、実はまっすぐのキュウリや、同じ大きさのナスしか食べたことがないのではないでしょうか。
他方、朝の散歩をしていると、畑にはナスがたわわに実り、最後は畑にぼとぼとと落ちています。キュウリはまるでヘチマのように、大きなお化けキュウリになって、やはり最後は畑に落ちています。正確には、切って、そのまま畑にほっぽらかされているのでしょうね。なぜかというと、お爺さんとお婆さんが丹精込めて育てるのだけれど、ふたりでは結局食べきれないで、たくさん余ってしまうため、そうなってしまうのですね。
もちろん、娘や息子達にも送ってあげるけど、それでも食べきれないというわけでしょう。
何故そんなに作るのでしょう?
畑はあるし、種をまけば、あっという間に、たくさんの苗が育って、ついつい植えてしまうのでしょうね。おじいちゃんやおばあちゃんは、育てるの上手ですから。
そんなおじいちゃんやおばあちゃんと私たちが、親戚みたいになったら、不ぞろいの野菜を、いただけるようになりますよ。
親戚まではいかなくても、親しいお友達になったらいいのです。そんな関係を作ってあげるのも、新しい自然学校の役割なのではないでしょうか。
いいえ、自然学校の役割ではなくて、地域に住む若い人の役割なのでしょう。若い人が地方に移住して、副業として、農業体験活動の事業をしてもいいのではないでしょうか。
仕事は農業でなくても、リモートの仕事でも何でもありますよ。きっと。
そして、都会の人と地域の人を親しくさせて、食べきれない野菜などを、直販というか、直送する仕組みを作っていくといいのではないでしょうか。
きっとおじいちゃん、おばあちゃんも喜んでくれると思います。
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