2017年5月2日火曜日

『生きる力というけれど…』 2017年3月号

よく「生きる力」と言われます。
皆さんは、なにが生きる力というものなのか、おわかりですか?
雑巾が絞れると、生きる力がつくのでしょうか?
鉛筆をナイフで削れると、生きる力がつくのでしょうか?
よくわかりませんね…。
文部科学省の資料を見ると、確かな学力、豊かな人間性、健やかな体これらが相まって、生きる力というのだそうです。
わかりますか?
余計わからなくなりそうですね。
学習指導要領の理念は生きる力だそうです。
そして、そこで言われる生きる力は、知・徳・体のバランスの取れた力のことです。


確かな学力。これが知育でしょうね。
基礎、基本を確実に身に着け、自ら課題を見つけ、自ら考え、主体的に判断し行動し、よりよく問題を解決する資質や能力。
豊かな人間性。これが徳育でしょうか。
自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感謝する心など。
健康・体力。これが体育。
たくましく生きるための健康や体力。
この3つのバランスがとれた力だそうです。
おわかりいただけましたか?
わかったような、わからないような…と言うのが本音ではないでしょうか。
少し大胆に、簡略化して考えてみたいと思います。
知育・徳育・体育とは、頭と心と体を育てることだと思うのです。
頭は、勉強。体は、運動。では心は?
実はこれがとっても難しいのですね。
勉強を続けていこうと思う心。
病気にも負けないぞと思う心。
友達を大切にする心。
命を大切にする心。
こういった心を育てるにはどうしたらいいのでしょう。道徳という授業でできるのでしょうか?それもですが、それだけで育つことではないのでしょう。
なぜなら、勉強のように答えがないからです。
いつもいつも考え続けなくてはいけないのです。これでいいのだろうか、こうしていいのだろうか、こうしたほうがいいのではないだろうか…と考え続ける、思い続けることができないといけないのです。
何となくわかっていただけますか?
これが私たちの言う、アウトフィッターなのです。すなわち、アウトフィッターというのは、生きる力を育むために真ん中にある大切な、部分を担う考え方なのです。




生きる力とか難しいこと言わなくたって、どっこい、ちゃんと生きているぞ!



0 件のコメント:

コメントを投稿