2018年1月15日月曜日

言葉が持つ意味とは:原田順一

普段何気なく使っている日本語の意味を考える機会が最近よくあります。

例えば以下の様な言葉は毎日使います。
「行って来ます」これは、2つの動詞をつなげた言葉です。
「行きます(でも、必ず帰って)来ます」ということ。
つまり、出かける時に、ここに戻ってくることを約束しているのです。
さらに、「ただいま」「お帰りなさい」は「お帰りなさい」「ただいま」の順で考える。
「お帰りなさい」は「帰ってきなあさい」の命令形であり、「はやく帰ってきて」という祈りを唱え続けた名残だそうです。
無事に戻ってくることをどれだけ待ったのか、想いが伝わってきます。
「ただいま」は長い間離れてすいません。今、帰りましたという不在の長さを詫びています。
自分自身に置き換えて考えてみます。
恥ずかしながらそこまで想いを込めて言ってはいません。
形式上であったり、何か確認のような意味になってしまったり。。
または「行ってきますは?」「ただいまは?」などという教育や指導をしてしまっていた過去もあります。
これでは何も意味はありませんね。
言葉の意味を知るとその言葉の重さであったり大切さ、暖かさや深さを学ぶことができます。
言葉とは相手に発するものです。
ですので、その相手に気を配る。
日本語の美しい所と、日本人の優しさを感じることができます。
何気ない言葉が意味のない言葉にならないように、正しく使い子どもたちにも伝えていきたいと思いました。

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