2020年11月1日日曜日

『自然学校の今』

自然学校エイド基金へのご協力を、深く感謝申し上げます。みなさまから多大なる応援をいただき、おかげさまで、10,227,500円のご寄付が集まりました。

本当に本当にありがとうございました。

これを機会に、コロナ禍での自然学校の状況を調査した資料から、自由記述部分を少しご紹介しておきたいと思います。少しでも、自然学校の現状をお判りいただければと思います。

資金繰りに苦労している

収入を得るための事業が実施できず、団体運営が苦しい

雇用調整助成金の特例終了後、どのように組織(スタッフ=雇用)と活動を維持していくか

これらのことは、まず自然学校の本来の仕事ができなくなってしまったということです。多くの団体で、事業を再開できても、募集人員を減らしたりしています。結果、事業は実施できるが、収益は少ない状況というところが多く見受けられます。加えて夏休みも短くなり、事業の開催の数自体も減らさざるを得なくなった状況です。

学生スタッフの確保

感染を避ける為にスタッフへの負担が増えている

ボランティアスタッフの確保

人材の流出、人材育成機会の喪失

これは、大学1年生が、リモート授業となり、キャンパスに来ないことで、新しいスタッフの募集ができなくなったということがあります。また、事業ができないことで、今までアルバイトやボランティアとして参加してくれていた人々が離れていってしまったという状況もあります。

利用者の再掘り起し(リピーターが再び来てくれるか不安)

コロナが収束したとしても、以前のような事業体制に戻るのか不安

新しい生活様式での自然体験活動のあり方(特に小グループ活動)

これは、今までとは違う、家族での過ごし方や、リモートでできる習い事に子どもが移動してしまい、参加者が帰ってくるかの不安があるということです。また『新しい生活様式』における、自然体験の姿がまだ見つけられない現状です。これは、我々

が頑張らないといけない点ですが。

これらの他にも、100近い悲痛な叫びが寄せられました。

どうか皆さん、各自然学校の方々とよく話していただき、子どもたちの自然の中での体験を、何とか継続していただけますように、お願い申し上げます。


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