2017年5月2日火曜日

『生きる力の続きの話』 2017年4月号

生きる力の続きのお話をさせてください。

この春皆さんはお花見をされましたか?
私は酔狂なことに、八ヶ岳で、ライトアップをして、みずから夜桜などを楽しんだりもしました。

50m近く電線引張りました。

ご近所さんと、桜の下で、お茶会もしたりしました。
しかし、この楽しみもあっという間でした。
今はもう、緑の葉が茂っています。
この季節、桜の木の成長が目に見えてわかりますね。
成長と申し上げましたが、花が咲き、散り、葉が茂っていく姿を見て、成長と感じる方はどれぐらいいるでしょう?
間違いなく成長のあかしですよね。
花が咲いた時だけもてはやして、その後の葉が茂った姿を見て、成長と感じることはあまりないのではないでしょうか?

自然は、いつも絶えることなく、しかし、緩やかに成長を続けるものなのです。
そのように成長を続けることこそが、生きる力なのではないでしょうか。
そして、その変化は、時として見落としてしまう。
時として、その変化をお祭り騒ぎのようにもてはやし、潮が引くように相手にしなくなる。
そんな風に扱われても桜はもくもくと成長を続けます。
しかし自然の一部である、人間の、それもまだまだ傷つきやすい若木の子どもが、そんな風に扱われたらどうなるでしょう。

かわいい子には旅をさせろというのは、しばらく子供を自分のそばから離して、新鮮な眼を取り戻して、もう一度子どもを見てみなさいということなのではないでしょうか。
毎日見ていると、日々少しずつ成長している変化に気づかない。
しかし、少しの間、離れて、まとめてその成長を見ると、気が付くことになるのではないでしょうか。
逆に考えると、子どもが、短時間で成長するなんて言うことはないのだということを、肝に銘じておかないといけないということでもあるのです。

生きる力、成長していく力は、どの子供にもきちんと備わっているのでしょう。
しかしその力を発揮できるよう、水や肥料をやるのは、子どもにとって、その変化に気づき、タイミングよく、ほめてやったり、励ましたりすることなのでしょう。

気づくには、ちょっと離れてみることも大切なのではないでしょうか。


畑の真ん中にあった梅の木を
植木屋さんに頼んで
移動してもらいました。
その根の大きいこと…これも生きることの証明。

清里の清泉寮で、ソフトバンクさんとのコラボ事業で、ソフトバンク自然学校開催
清里に、ペッパー君登場です。
このように、自然の中での活動と、最新技術とどう組み合わせていくか考えないといけませんね。


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