2018年2月14日水曜日

情報キャッチ能力:原田順一

1月中旬、都内を中心に雪が降りました。
4年前の大雪の状況と同じような天気図だったようです。
大雪警報が発表され、早目の帰宅や外出を控えるニュースがテレビから聞こえてきました。映像に出ていた帰宅時間の駅構内はすごい人だかり。
みなさんは、どの様な一日を送りましたでしょうか?

今回のようなケース、降った日は月曜日でしたが、その数日前から天気予報では雪になる可能性があるとの予報でした。
降る時間帯の違いはあるにせよ天気予報は当たりでした。
はたして何人くらいの人が、この予報を「キャッチ」し「対策」したのでしょうか。
今の時代、天気予報はかなりの確率で当たりますね。
自分で情報を「キャッチ」しにいかなくてもラジオから流れてくる、または
テレビから聞こえてきた。なんてこともあります。

さて、私がよく接している学生の中にこのような学生がいます。
「今日雨降るなんて聞いてないよ~」。
なかなか面白い事を言うな〜といつも思います。
毎日の天気予報を出掛ける前に教えてくれる親切な人はそうはいませんよね。
自分で情報を「キャッチ」しに行く能力というか敏感さの問題ではないでしょうか。
今週の天気予報はどうだろう?「あっ木曜日に雨マークだな。だから水曜日までにこれをしておこう」と仕事などでは良くある話です。
この自分に必要な情報を「キャッチ」する敏感さがないと、当日あたふたしてしまうそんな気がしてなりません。

話をもう一つ。
学生スタッフに「子どもたちの何気ない変化に気づきなさい」とよく指導します。
これは、子どもからの訴えの「気づき」ではなく、スタッフ自ら「気づく」といういう意味です。体調面、精神面、交友関係、生活面などなど。
気づけなければいけないことが、実は沢山あります。
ということは、観察しなければいけません。
観察し、アンテナを張り子どもの変化を素早く「キャッチ」する。
天気などの変化や予報にも自らアンテナを張り「キャッチ」する。
同じようなことの様に思えます。

つまりは、敏感に自分に必要な情報を「キャッチ」する能力にたけている人は、子どもや仲間の微妙な変化にも敏感に気づける人なのかもしれません。
ぜひともキャッチ能力が高い人材を育てていきたいですね。

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