2018年4月15日日曜日

人にやさしく:原田順一

優先席、みなさんはルールやマナーをどう守り、利用していますでしょうか。私が学生だった時代は、シルバーシートという名でしたが、いつしか優先席という名になりました。シルバーシートですとお年寄りに席を譲るイメージですので、妊婦さんや体の不自由な方にも席を譲るという意味で、優先席となったのでしょうか。
この優先席の考え方ですが、あくまで優先席だから本人からの申し出がなければ譲る必要はない。また、眠ってしまって気づかないから仕方ない。という方もいるのかもしれません。携帯電話にしても優先席に座り操作することはどうなのかとか、混雑時は電源をお切りくださいと記載はあるが、混雑時とはどれ位を指すのかとか、どこまでの範囲が優先席の近くなのかなど、グレーゾーンが多いようなきがします(最近は、床の色を変えたりと工夫された車両も出始めました)。
私はというと、優先席には座りません。空いていても、疲れていても、目の前で空いても座りません。譲るべき優先者全員が「譲ってください」と言える人ではありませんし、空いていなければ我慢しているかもしれません。中には、混雑した電車に乗らない工夫をする人もいるかもしれません。元気な人間は、優先席に座って寝てしまえば、その存在に気づくこともできません。いつも感じることは、交通弱者にもっと優しい環境や文化になってほしいと思います。これにはやはり、幼い頃でも電車やバスに乗り、ルールやマナーを教えることも我々大人のするべきことの1つなのだと思います。車社会になった今は、小さい子を持つ家庭であれば、車移動のほうが楽ですし、周りに気を使わないですしね。
 優先席の使い方、厚意にお任せではありますが、困っている人に優しい、そんな人や社会にしていきたいと思います。

東日本大震災の際によくCMで流れていたものです。
「行為の意味」作:宮澤章二
 あなたの「こころ」はどんな形ですかと人に聞かれても答えようがない。
 自分にも他人にも「こころ」は見えない。けれど、本当に見えないのであろうか。
確かに「こころ」は誰にも見えない。けれど「こころづかい」は見えるのだ。それは、人に対する積極的な行為だから。
同じように胸の中の「思い」は見えない。けれど、「思いやり」は誰にでも見える。それも人に対する積極的な行為だから。
あたたかい心があたたかい行為になり。やさしい思いが、やさしい行為になるとき「心」も「思い」も初めて美しく生きる。
それは人が人として生きることだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿