2018年5月1日火曜日

『子どもの時間、年寄りの時間』 2018年5月

日本人の平均寿命は長いですね。本当に長生きです。世界でもトップクラスです。
逆に世界の最下位クラスの平均寿命は50歳ほどです。日本は楽に80歳を越えていますから、30年も余分に生きることになります。
しかし、平均寿命が延びたといっても、延びたのは、年寄りの期間ですね。子供の時代が延びるようなことはありません。
それどころか、日本の子供は、成長が速まり、大人の体になるのが早まっています。すなわち子供の期間は短くなっているのです。
それにあわせるように、日本社会は成人年齢を18歳に引き下げようとしています。
しかしそれと相反するように、学生でいる時間は延びようとしています。高校の授業料無償化が進めば、ほぼ全員が高校へすすむでしょう。そして大学への進学率は50%を越えています。
子供が減り、大学は何とか定員を充足しようとあの手この手を考えます。これからも、大学の進学率は上がり続けるでしょう。
すなわち、社会人になる時間は遅くなると言うわけです。極端に言えば、子供でいる時間が長くなるという事です。
でも、社会は18歳を大人とします。
この相反した現象は一体どういうことなのでしょうか?

そして、年寄りになっても働き続けないといけないのです。
働き方改革というのはこのように長く働く時代の働き方を考えるということなのではないでしょうか?
もしかすると、働き方というよりも、生き方改革なのかもしれませんね。

18歳で大人になるなら、それまでに大人としての心も育てないといけません。
子どもたちが子供のままでいたい、学生でいたいと思うような育て方をするなら、成人年齢は下げないほうがいいでしょう。

老いた時、どのように生きるか、どのように死ぬかも選べないといけないのではないでしょうか。
長くなった人生をいかに生きるかをちゃんと考えて社会を再度組み立てないといけない時代に入っていると思います。

組み立て式の小屋(仮称ウッドテント)を試作中
みのぶ自然の里でお世話になりました。
軒はもう少し出ます。
床はこんな感じです
組み立てると自然の直角が出るようになっています。

壁は、パネルをはめていけば出来上がり
きっと、家族で作って3時間ぐらいで完成です。




0 件のコメント:

コメントを投稿