2019年4月14日日曜日

人を育むこと:原田順一

 度々の報告になりますが、野外活動で人を育てる指導者を表彰するアワード、JAPAN OUTDOORLEADERSAWARD(JOLA)にて優秀賞をいただきました。
 山や川や海や田畑や森林など多様なアウトドアのフィールドで、より良い未来を支える子どもたちを育むリーダーの功績をたたえ、表彰するアワードです。
 たくさんの「おめでとう」という言葉を頂きました、20年間の努力が報われた気持ちになりました。この場をお借りしまして、厚くお礼申し上げます。
 そして、何より、私を育ててくれた湘南自然学校と、指導してくださった恩師には、心より感謝申し上げます、ありがとうございました。

 さて、アウトドアで人を育む。業界の人たちからすると、納得する話ですが、一般的にはアウトドアは楽しむものだという認識だと思います。決して、間違いではありません。楽しむことは良い事ですし、楽しいものだとも思います。
 しかし、私は育むと思っています。参加者側と運営側では、その考え方が平行線のまま進むことがあります。期待や求めていることとのギャップがある時があります。
 育むとは、何を育むのでしょうか?外遊びですから、体でしょうか?はたまた、友人関係などの考え方でしょうか?私は、心を育むのだと思います。たくさんの自然や友達と関わることで、問題が起きます。そして、それを感じて考えて乗り越えます。すると、自然にも人にも優しい子どもになっていくのだと思います。
 環境や、人からの刺激である「外発的」ではなく、「内発的」な心からの動きがあることが、人を人らしくしてくれる。習慣になり、性格になるのだと思います。昨年度の実施概要にもあるように、私たちはこれからも人の心を育むことでしょう。

「アウトドアには人を育むチカラがある。だから私みんなを連れ出す。」
 

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