2020年8月1日土曜日

『新しい地方の暮らし』

このコロナ不安の中、テレワークが定着しつつある中、東京に住まわなくてもいいかなという方の声をずいぶん聞くようになりました。しかし、地方への不安もあるようです。
地方では、昔、地域の中で、色々な困りごとをお互いに助け合って解決していました。
そういうことが、地方では今も、残っています。
例えば…地域内の道路の両脇に繁茂する草は、みんなで月に一度ぐらい集まって、草刈りをする。出られない人は、出不足金というお金を払って勘弁してもらうんです。
これ、私がいる八ヶ岳のルールです。
また、町会費も、別荘扱いみたいなものがあって、いくつかの役が免除される代わり少し高いのです。
昔は、そんな、免除は無くて、地域の中で強制的にやらされていたみたいです。
しかし、今の時代、それではなかなか受け入れられないのでしょう。
そのような、地域の縛りが、息苦しいということで、地方の暮らしが敬遠されてもいるようです。
申し上げた通り、そのようなことは、相当緩やかになってきています。
まあ、私の家があるところは、別荘も多いので、そのようなルールや、住民の意識が変わってきたのかもしれませんが…

しかし、これによって問題が出てくることも考えられます。
地域は、相当に、共助によって成り立っていた部分があると思います。
しかしその共助の結びつきが薄くなることによって、高齢者などは、孤立してしまうことが心配です。
ですから、別荘などで、地域にお世話になるときは、地域のために自らが自発的に何をしたらいいかを考え行動しなければいけないのかもしれません。
同時に、地域のお年寄りなどは、遠慮をしないで、このようなことをしてほしいと声を上げることも大切なのでしょう。
それを上手に結びつける仕組みが、いま地方には必要なのかもしれません。
でも、パソコン使ってはダメですよ。
お年よりは使えませんから。
そんな仕組みができてくると、もっと東京の人が、地方に住みやすくなるのではないかな~と思っています。
東京からの移住者がそんな仕組み持ち込んでくれたらいいなと思います。

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