2020年7月16日木曜日

『雨が降ります、これでもかというほどに』

雨が降ります。

まだまだ降ります。

まだ降ります。

だから家に閉じこもることが多くなります。

まどみちおの詩集にも、『いつからこんなに雨が嫌いになったんだろう』というような詩がありました。ああ、でもあの詩は、「雨」とは言わずに「水」と言っていたような気がします。(まどみちお著・人間のうたより「いつから」)

私たちは、いつの頃からか、濡れることを嫌うようになりましたね。

でも…晴れ間を見て、ちょっと外に出てみると、「いったい、いつの間にこんなに伸びたの?」と言いたくなるほど、草が伸びています。

もちろん、畑の野菜も、大はしゃぎという感じで、つるを伸ばし、実をつけています。

野菜も、草も、雨に濡れることを疎ましく思うことなどできません。自力で移動することができないので、雨が降るのに任せて濡れています。そして、元気に成長しています。

元来生き物とは、そんなものなのでしょうね。

しかし、私たちは今、そんな雨で、大きな被害にあっています。

それも、毎年のように、日本のどこかが大きな被害に見舞われています。

毎年と言わず、この梅雨時、夏のゲリラ豪雨、秋の台風と、毎月のように被害が続いている感じもします。

雨とともになどと、悠長なことは言っていられない状況です。

今までの日本列島との様子とは、全く違う様子になっているようにも思います。

ドイツの環境NGO「ジャーマンウォッチ」は、2018年の気象災害の最大の被害国は、日本だと発表しました。

何故日本は、最大の被害国と言われているのに、地球温暖化防止について、こんなに後ろ向きなのでしょう?

世界では…アメリカと発展途上国を除いて…石炭火力発電などを、再生可能エネルギーによる発電に切り替えようとしています。

しかし日本は、石炭火力が縮小できないのは、原発が稼働しないからという理論になります。どこかに嘘があるように思えてなりません。

よく考えたら、私たちも植物と同じように、地球という地面から動くことができない生き物なのです。

だからこそ、雨が降っても、もっと生き生きと、生きて行ける暮らし方をみんなで真剣に考えていかないといけませんね。


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