2019年8月5日月曜日

『お上ではなく私たちが国を支えて、作っていく』


先号でセブンイレブンの話をしました。
国は経済の成長を声高に唱えていますが、世の中は、逆の方向に動き始めている感じがしますね。
公営だった郵便局が分割民営化されました。
その郵便局で、保険の不適切営業が明るみに出ました。上層部からのノルマに追われて、そのようなことをしてしまったようです。成長の強要によって、不正をしてしまったというわけです。

国や、上層部すなわち『お上』が、成長を声高に唱え、それを国民に押し付けてきますが、その成長曲線を国民は望まなくなっているのではないでしょうか。
しかし『お上』は、私たちがコントロールしなければ、経済成長は崩壊するというかもしれません。
しかし、しなくてはいけないのは、そういう一部の人のコントロールではなく、国民一人一人がきちんと考えて、自分の暮らしを作り上げていくことではないでしょうか。
そのための、意識や、価値観をきちんと持った人を育てることこそ大切なのではないでしょうか?
資本主義というのは、原則貧富の差を生むものだと思います。資本主義であり続けて、その貧富の差をなくするというのは幻想でしかないと思います。
本当に成熟した資本主義というのは、貧しい人たちも、きちんと暮らしていける仕組みを、地域…すなわち、住まいの周辺の人とたちがお互いに助け合いながら、面倒を見ていくという仕組みを考えだすことではないでしょうか。
貧富の差を未来継続的に解決するには、その時その時の貧富の差をどのようにしたらいいかを考えることができる国民を育てることではないでしょうか。
わかりやすい例を挙げれば、お金に余裕のある人が、いろいろなところに寄付という行為をもっと積極的にするようになればずいぶん違うのではないでしょうか?
そしてその寄付先の質をチェックするのはお上ではなく寄付する人たちなのです。
きちんとしていなければ寄付が集まらなくなり淘汰されるでしょう。
そのように、お上が管理するのではなく、国民同士が、地域のひとっちがお互いに確認して作り上げていく国になるといいですよね。

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