2019年12月4日水曜日

『62歳の暮らし方』


現在62歳です。いつも、自然に年をとることを心がけています。
無理に若作りしようとは思いません。
その年そのときの、自然な姿で生きることで、後に続く人たちの好いモデルになることが指導者の大切な役割だと思うからです。
もちろん若い人に勝とうとは思いません。勝てないことの方が多いからです。
しかし、今の姿を見せてあげることは、若い人にとって、役に立つでしょうし、若い人には絶対に真似できないことです。
と、思って、ずっと生きてきましたが、最近、実に、そのモデルになる私自身が驚くことがあります。

ひとつひとつのことに時間がかかるようになります。
ひとつひとつの事を確かめてやらないと間違いも多くなりました。そして、確かめておかないと、あとで、とても不安になります。

着替えの時、靴下を履くのに、立ったまま履くよりも、一度椅子に腰かけて履くことが多くなってきました。
そうすると、一度、座って、靴下を履いて、また立ち上がるという手間が増えます。

料理をするとき、お鍋をコンロにかけていて、何か他のことをすると、コンロのことを忘れてしまい、ドキッとすることがあります。ですから、お鍋をかけたら、コンロの前を離れないことにしました。

家を出て、歩いて駅まで約30分。あれ、玄関の鍵かけたかな?電気けしたかな? と、不安になることがよくあります。
ひとつひとつ、声を出して、自分を納得させる必要があります。
次から次へと流れるように、出ける準備をしていけず、ひとつひとつ立ち止まって、確認をします。時として、それを2回繰り返します。

どれもこれも、若いときに比べれば、格段に時間がかかるようになりました。
ということは色々な事を続けて、バタバタとこなしていくのは難しいのです。

ということで、最近は、ひとつひとつの事をゆっくりとできる暮らし方を考えなければいけないと思います。

面白いのは、八ヶ岳にいると、そういう生活が自然にできるのですが、都会にいると、努力しないとそういう生活ができないということです。

東京に住んでいる皆さんは、年をとったら相当、自分自身で意識し努力ないと、落ち着いた生活ができないかもしれませんね。
都会は、なんでこんなにも、せかせかしているのでしょう。

それは、生活するのにお金がかかるから、せかせかと、お金を稼がないといけないからでしょうね。周りがみんなそうしているからということもありますね。
地方にいると、そんなに収入がなくても、暮らしていけるのです。
年を取ってから、そんな落ち着いた暮らしをしようとすると、貧乏で苦しい生活と感じてしまうかもしれません。

結論…若いときから、お金があまりなくてもいい暮らし方に慣れておくことです。
都会でお金を稼いでいる人は、たくさん貯金して、今の生活は質素にするといいのではないでしょうか。その貯金は年取ってから、ゆっくりと使えばいいでしょう。
勇気のある人は、若いときから地方に住んだらいいと思いますよ。きっと大丈夫!
迷った時は桜井にご相談を!

1 件のコメント:

  1. 空間の広がる自然の中で暮らしていると、心が落ち着きます。
    昨日東京に車で出かけて、周りの何だか忙しい雰囲気に疲れてしまいました。
    久々に会う友人とご飯にでも行こうと思っていましたが、
    用事を済ませてそそくさと撤退しました。

    今住んでいる田舎、夜は物音がしません。静寂があります。
    すごく贅沢d

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